杉をおすすめする理由

杉の特徴

●素材
あたたかい・やわらかい・軽い新しい時は木の香りが漂い、使ううちに出てくる風合いや肌触りがある
色は経年変化で白っぽい木目からあめ色に変化する
熱を伝えにくいので熱がこもらない長く座れる

●デザイン
やわらかい杉で椅子を作っているので、負荷に耐えられる強度を出す為の技トラス構造を各所に取り入れ軽量化、強度化を計っています。すべてのものに馴染むようにシンプルで普遍的なデザインと技術の工夫で節をプラスに変えます。建材の木取りも1つ1つ色や節の具合を見て調和がとれるようなデザイン
木が呼吸できるように無塗装仕上げ(天然系塗料)

杉のあたたかみの正体は空気の穴

温かいはぬくもり・暖かいは暖かさですが、人は鉄に触ると冷たく感じます。
人は日常一定の割合で体表から熱を逃がしていて、その逃げ方が大きいと寒い、冷たいと感じ、逆に小さいと暖かい、温かいと感じます。
それは熱の伝導率が関係してきます。伝導率が大きいと冷たい、小さいと温かいことになります。

杉の伝導率は、鋼材の480分1です。
杉はクリ、ケヤキなどの広葉樹と比較しても伝導率が低いことがわかります。
また木は赤外線を再放射してくれます。
体温を持った人も赤外線を出しているので熱を返しあっているのです。
だから木は触ってもヒャッとすることが少なくしばらくするとほんのりとした温かさを感じます。

このように木が断熱性に優れているのは、木は無数の細胞でできており、一つ一つの細胞が空気で満たされているからです。
(空気は熱を伝えにくい性質があります)
((財)日本木材総合情報センターより)

関東の無垢杉へのこだわり

育った地域の木を使うと、気候、風土が同じなので長持ちします。
国産杉がいい理由は輸送時の防虫・消毒等がされていない、輸搬マイレージ(外国から輸入時の船の燃料)がかからない、廃棄時に土にかえる地球環境にはいいことばかりです。

日本の国土の3分2は森林です。神奈川県となると40%が森です。
安い外国材におされ日本の森林は手つかずのままになってしまいました。
木を切ることが自然破壊ではありません。
枝打ちし、間伐し、下草を刈り地表に陽があたり草木を増やし、光合成がおこなわれ木が呼吸することが森を元気にします。

神奈川県の木を植える・育てる・収穫する・上手に使うというサイクルをつくることが森林再生活動を継続させることです。

お手入れ方法

日常のお手入れは、乾いた柔らかい布で木目にそって乾拭き水を固く絞った雑巾で拭く、ひどい汚れは薄めた中性洗剤を含ませて拭く、その後ワックス等を塗って下さい
杉はやわらかい為キズが付きやすいです。しかし杉特有の経年変化により、あめ色に変わるため、それほどキズは気になりません。

●仕上げ材
リボス自然健康塗料
成分は健康、環境両面の適正において選択 天然植物油・蜜蝋ワックスをベースに製造

●超越ナノコート
木の内部に浸透して木の持つ本来の通気性を妨げず、調湿性を保持し、手触りや香りを損なわないナノサイズのガラス質保護コーティング剤

●蜜蝋ワックス
ミツバチが体内から分泌したロウ1~2年に一度のお手入れで撥水効果